近年、BIM(Building Information Modeling)の普及も進み、 日影・天空率・斜線制限といった集団規定の高さ制限の解析もBIM上でシミュレーションが出来る事が望まれる時代になりました。
ARCHICADアドオンシステム「ADS-BT for ARCHICAD」はARCHICAD上での、斜線・逆日影計算でのボリューム検討や日影計算、天空率計算、逆天空率計算を可能にします。
データ連携ではないアドオンシステムだからこそ実現できる 思考を妨げることのないシミュレーションシステムとして、企画設計をサポートします。
CAD SHOPでは、「ADS-BT for ARCHICAD」関連製品をどこよりも安い低価格で販売できるよう最大限努力します。
ADS-BT for ARCHICADの特徴1:与条件設定
高さ制限解析を行う上で必要となる、敷地形状や道路幅員、用途地域、日影規制、高度地区等の設定を行います。
各種設定はリストからの選択などシンプルで分かり易い操作性で、用途地域・日影規制等が複数にまたがる場合などの設定も、一括での計算が可能となります。
ADS-BT for ARCHICADの特徴2:田園住居地域に対応
平成30年改正建築基準法より追加された用途地域「田園住居地域」に対応。
ADS-BT for ARCHICADの特徴3:斜線・逆日影計算機能
斜線制限(道路・隣地・北側・高度)及び日影規制(逆日影)を考慮した建築可能空間の計算を行います。斜線と逆日影を組み合わせた空間計算が可能で、逆日影は低層型・高層型の選択も出来ます。 3Dビューでは各制限毎の色分け表示の他に、マスへ変換し建築可能空間を把握する事も可能です。
また、入力した建物に対して斜線制限のチェックを行う「建物高チェック」では、斜線制限をオーバーしている部分を赤色で表示します。
ADS-BT for ARCHICADの特徴4:斜線計算式機能
指定した点における、適用斜線制限の計算式及び斜線勾配を表示する事が可能です。
また、適用されている斜線勾配をマスオブジェクトにて可視化します。斜線計算式指定点及び斜線勾配マスの色は「斜線逆日影計算」の凡例に準じて色分けして表示します。
ADS-BT for ARCHICADの特徴6:天空率計算
【適合建築物・測定ポイント・計算領域を自動生成】各種与条件設定項目を元に天空率算定領域及び天空率測定点を自動生成します。また、パラメータ設定による取扱いの異なる方式への切替や複数の領域をまとめるグループ機能等がADSシリーズと同等の機能を搭載しています。 各天空率算定領域はシステム内で管理されており、積分計算から求積計算までを 一括で処理することが可能です。計算結果は、製図ビューに計算結果一覧・三斜求積図・位置確認表等を作成します。生成された適合建築物はマスとしての出力が可能です。
【天空率 簡易設定機能】敷地形状や接道状況によっては複雑な設定が必要であった部分も[簡易設定機能]を設け、[JCBA方式]や[東京方式]を選択するだけで自動化する事が可能となり、天空率算定の結果を求めるまでの時間が大幅に短縮され、設計業務をより効率的に行えます。
ADS-BT for ARCHICADの特徴7:幅員が一定でない道路の場合も自動設定が可能
Archicad24対応版から幅員が一定でない道路や複数の地盤面がある場合もJCBA方式に則した自動設定が可能となります。(一部対応できない場合もあります)
道路境界線に対して、始点側幅員・終点側幅員を設定することができるようになり、採用道路幅員が、容積率の算定や2以上の道路の緩和の判定の幅員となります。
ADS-BT for ARCHICADの特徴8:異なる地盤面の天空率算定領域の自動グループ化に対応
Archicad24対応版から地盤面ごとに区域区分を行わない天空率算定領域の自動生成に対応し、複数の天空率算定領域を一つにまとめるグループの機能を強化しました。 従来は手動での設定が必要であった複雑な天空率算定領域の設定が容易になりました。
ADS-BT for ARCHICADの特徴9:天空率 複合隣地
隣地斜線の天空率算定において、隣地境界線を一つにまとめる方式を行う(一の隣地として扱う)場合の算定に準拠した「複合隣地」機能にも対応。
ADS-BT for ARCHICADの特徴10:逆天空率計算機能
天空率算定結果がアウトになっている算定点からどの範囲(角度)が影響しているかが判るラインを算出します。指定された算定点に対して天空率を[方位角(間口)]か[仰角(高さ)]から安全率を考慮して逆計算をし、天空率計算で許容範囲となるラインを確認できます。